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第126回学術集会(平成25年10月26日(土),27日(日))

【一般演題】
初回手術後5年目にリンパ節転移再発をきたしたSex cord tumor with annular tubulesの一例


蛭田 健夫, 佐川 義英, 鮫島 大輝, 古村 絢子, 寺田 光二郎, 中村 泰昭, 落合 尚美, 中川 圭介, 中江 華子, 五十嵐 敏雄, 梁 善光
帝京大学ちば総合医療センター産婦人科


【緒言】輪状細管を伴う性索腫瘍(Sex cord tumor with annular tubules,以下SCTAT)は卵巣性索間質腫瘍の中でも極めてまれな腫瘍である.全症例の約1/3にみられるPeutz-Jegher症候群(PJS)を合併例ではほとんどが良性の経過をとるが,一方PJS非合併例では10〜20%で悪性の経過をとる場合があるとされ,再発の報告もある.今回われわれは,初回手術後5年目に傍大動脈リンパ節転移再発をきたしたPJS非合併SCTATの1例を経験したので報告する.【症例】41歳女性,2回経妊2回経産.2008年,月経不順及び腹部膨満感を主訴に近医を受診し,骨盤内腫瘍を指摘され当科受診した.内診および超音波断層検査・MRI検査上,多量の腹水・右胸水貯留を伴う新生児頭大の充実性卵巣腫瘍を認めた.腫瘍マーカーはCA125が256U/mlと上昇していた.ホルモン検査上,E2 475pg/ml,LH 0.1IU/L以下,FSH0.05IU/L以下であり,ホルモン産生腫瘍を疑い手術の方針となった.腫瘍は右卵巣より発生しており,摘出時の迅速病理診断で卵巣性索間質性・境界悪性腫瘍の診断であったため,単純子宮全摘術・左側付属器切除術・部分大網切除・骨盤内リンパ節生検を追加した.最終病理診断にて境界悪性SCTATと確定した.なお,PJSを疑う所見は得られなかった.胸水細胞診クラスIIIaであったが,報告例の少なさもあり効果的な後療法は不明なため,本人・家族の了解のもと手術のみとして厳重にフォローアップとした.手術施行から5年後,造影CTにて下大静脈腹側に4×3cm,傍大動脈に1.7cmの結節を認めた.さらにMRI検査では両側鼠径部およびS状結腸の左外側リンパ節にも1cm程度の腫大を認めた.以上からリンパ節転移を疑い手術を予定している.本症例の経過に文献的考察を加えて報告する.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(3) 505-505, 2013


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