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第126回学術集会(平成25年10月26日(土),27日(日))

【一般演題】
当院におけるガラス化凍結融解胚移植成績について


千田 裕美子, 若山 彩, 竹原 啓, 加藤 雄一郎, 多々内 友美子, 望月 修, 宇津 正二
聖隷三方原病院産婦人科


【目的】当院ではこれまで原則,新鮮初期胚移植を行い,余剰胚を凍結保存する方針を一貫してきた.一方,胚のガラス化(Vitrification)凍結保存法は緩慢凍結法と比較し,操作が簡便で,操作時間も短縮できることから,近年生殖補助医療(ART)で急速に普及し,当院でも2002年より導入した.今回,余剰胚を凍結保存する目的で導入した当院のガラス化凍結融解胚移植の成績を後方視的に検討したので報告する.【方法】対象は2002年1月から2012年12月までに凍結融解胚移植を行った338症例,406周期(初期胚融解移植(FET)群:106周期,胚盤胞融解移植(FBT)群:300周期).検討項目は年度毎の治療成績とFET/FBTの治療成績の比較.【結果】ガラス化凍結法の導入後,初期胚移植から胚盤胞移植への移行が顕著となり,それに伴い年度毎の平均移植数は徐々に減少し,2006年以降は2.0個以下となった.FET群とFBT群の平均年齢は34.7±4.1歳・34.2±4.1歳,平均採卵数は7.2±1.3・9.5±4.0,平均凍結胚数は3.0±1.3・2.7±1.7,平均移植数は1.9±0.8個・1.5±0.6個,妊娠率は26.5%・32.9%,流産率は19.2%・23.7%,着床率は17.5%・25.3%,多胎率は22.2%・7.2%であった.平均年齢,凍結数,移植数には差を認めなかったが,妊娠率,着床率は従来から言われているようにFBTが良好な傾向を示した.採卵率,多胎率で有意差を認め,特に多胎の低減は最近著しく,直近2年間は皆無であった.【考察】胎盤胞移植の利点・問題点を考察する.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(3) 519-519, 2013


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