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 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

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【症例報告】
卵巣静脈内に腫瘍栓をみとめ,再手術にて病変部を切除しえた低悪性度子宮内膜間質肉腫の一例


橋 健太1), 小林 康祐1), 古賀 千悠1), 栗原 史1), 鶴岡 みずほ1), 中筋 貴史1), 塚田 貴史1), 八重樫 優子1), 宇田川 秀雄1), 丹野 修宏2), 田中 顕之2), 栃木 直文2), 鈴木 良夫2)
総合病院国保旭中央病院産婦人科1), 同 臨床病理科2)


 低悪性度子宮内膜間質肉腫(endometrial stromal sarcoma-low grade以下ESS-low grade)は術前に診断を確定する事が困難とされる稀な腫瘍で,診断時点で子宮外への進展や静脈内に浸潤することも多いと言われている.今回,子宮筋腫の術前診断で腹式単純子宮全摘術を施行し,術後病理組織診断にてESS-low gradeと診断された症例を経験した.術中に子宮と連続する左卵巣静脈内腫瘍栓を認めたために,術後CT検査にて進展範囲を確認し,再手術時に完全に腫瘍栓を切除することができた.ESS-low gradeの治療は手術による病変の切除が第一選択であり,術後ESS-low gradeと診断された場合には画像診断による全身検索を行い,残存病変が認められる場合には完全切除を試みることが望まれる.

Key words:Sarcoma, Endometrial Stromal, Low-Grade, Embolism, Tumor

関東連合産科婦人科学会誌, 50(4) 695-701, 2013


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