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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【若手ポスターセッション2】
子宮体部原発悪性リンパ腫の1症例


新妻 美紗, 橋本 恵理子, 林 昌子, 齋藤 桃子, 新村 裕樹, 島田 学, 山岸 絵美, 印出 佑介, 奥田 直貴, 石川 源, 関口 敦子, 中井 章人
日本医科大学女性診療科・産科


 悪性リンパ腫は,多くがリンパ節腫大で発見され,約25%が節外性臓器,主に消化器,ワルダイエル輪から発生する.婦人科臓器原発は稀であり,頻度は0.5%以下とされる.今回我々は,術後病理診断にて確定し得た子宮体部原発の悪性リンパ腫症例を経験したので報告する.症例は66歳2回経産.不正出血を主訴に来院.内診,画像診断上,子宮内腔に突出する8×5センチ大の腫瘤を認めた.子宮内膜細胞診では判定不能の結果であったため,子宮内膜組織診を実施したところ,類内膜腺癌を疑う低分化型腺癌G3と診断.子宮内膜癌IB期の術前診断にて腹式単純子宮全摘出術,両側付属器切除術,骨盤リンパ節郭清実施.術後病理組織診断にて,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された.現在術後化学療法としてR-CHOP(リツキシマブ,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾロン)療法を施行中である.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 245-245, 2014


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