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会長挨拶
第126回関東連合産科婦人科学会総会ならびに学術集会の開催にあたって
第126回関東連合産科婦人科学会 学術集会長
浜松医科大学産婦人科学教室 教授 金山 尚裕 |
第126回関東連合産科婦人科学会の会長をお世話させていただくことを大変光栄に存じています。来る平成25年10月26日から27日の2日間、静岡県浜松市のアクトシティコングレスセンターで開催いたします。静岡県としては前回106回を担当し、開催地は静岡市でした。産婦人科医療を取り巻く環境は改善の兆しがございますが、昨年は専攻医数の減少、医師の地域偏在が顕在化するなど地方ではまだまだ厳しい状況であります。教育に一層力をいれ、産婦人科医師を増やす努力は依然として重大な課題であります。特に地方が教育の場として充実することは地域偏在を解消する面からも望まれています。静岡県でも県をあげて産婦人科医師の育成に力を入れています。そこで本学術集会は教育的なプログラムを充実させること、地方の頑張りを披露することを集会の主旨としたいと思います。静岡は人口370万の大きな県で、産婦人科医師も多彩な才能を持った方が多数見えます。静岡の先生を中心に診療、研究に役立つ教育的プログラムを提供する予定です。また初期研修医、専攻医が目立つような工夫もいたしました。
プログラムは教育セミナー、ワークショップ、一般口演の構成です。教育セミナーは産科診療ガイドラインの新しい項目の解説、早産予防、婦人科内視鏡・ロボット手術、婦人科癌の手術について私を含めた静岡の研修病院の指導医で行います。静岡が研修先として充実していることをお示ししたいと思います。ワークショップは「胎生期や出生後における発育の長期的な影響―妊婦健診で考えて欲しいこと―」と「生殖医療:ベッドサイド・ベンチサイド」を企画しました。演者の先生方には日々の臨床に役立つアップデートなお話をして頂く予定です。一般演題は2 部構成にしました。初日は主に前期研修、専攻医の先生方の発表です。形式は口演によるポスター発表とし26日の懇親会会場で懇親会の前に行うこととしました。Good presentation 賞を設定し、懇親会で表彰します。ふるってご応募ください。2日目の一般演題と優秀演題賞候補演題の発表は口演で従来通りの形式で行います。現在、浜松医科大学産婦人科学教室、静岡産科婦人科学会、静岡産婦人科医会が協力して鋭意準備をしています。
10月の浜松は遠州の山々からの風が心地よく、遠州灘のふぐや浜名湖の車エビなど美味しい食材が豊富にあります。舘山寺温泉を始めに市内に泉質のよい温泉が点在しています。是非学会の前後に楽しんでいただきたいと思います。小さい医局で大きな学会をお世話するには行き届かない点が多々あろうかと思いますが、静岡の産婦人科医一同、実り多い学会になるよう一生懸命努力しています。是非多くの会員の皆様が浜松に御来浜されることを心待ちにしております。
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