このたび、第142回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会を2021年11月20日(土)〜21日(日)に、パシフィコ横浜ノース(横浜市)で開催させていただきます。
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、本学会の学術集会は3回連続でWeb開催を余儀なくされてしまいました。Web開催は知識の提供や利便性という点では良いのですが、どうしても情報伝達が一方的となり、議論により問題点を共有し新しい方向性を見いだすという、学術集会の大切な意義が十分に果たせないのが問題です。産婦人科医としてのキャリアをスタートしたばかりの先生方の中には、Web開催の学会しか経験していない方もいらっしゃると聞きます。これは学術集会のあるべき姿ではありません。
我々担当校では、なんとか現地での開催ができないかと模索してまいりました。現時点では感染第5波も下火となり、感染予防を続けたうえで社会活動自粛緩和の動きが見えてきました。しかし今後の感染状況はなお見通せません。
そこで今回の学術集会は現地開催を主体とし、指定プログラムだけは後日にオンデマンドWeb配信する、という形をとらせていただくことといたしました。いわば限定的なハイブリッド開催です。感染対策を十分に行い、新しくできたパシフィコ横浜ノースの広い会場をさらに広く使って、活発な討議・議論の場を準備させていただきます。なおこの点に関連しまして、若手発表の形式については、ポスター発表の部分的な密集を避けるため、全て口演発表に変更させていただきます。ご理解いただきますようお願いいたします。
せっかく現地でも開催いたしますので、どなたにとっても様々な分野の現状や今後の発展がわかるようなプログラムを組みました。特別講演としては、女性の生涯を診る診療科として重要なテーマである健康寿命の延伸や、あまり学会で論じられてこなかった医療経済的側面についてお話しいただきます。また日本専門医機構の共通講習単位、産婦人科領域講習単位も十分に取得していただけるように準備しております。土曜日には、各種ハンズオン講習会も開催予定です。久しぶりに会場開催の臨場感をご堪能ください。
紅葉に彩られた晩秋の横浜は、見所も目白押しです。状況が許せば、中華街でのマスク会食や、新設されたロープウェイYOKOHAMA AIR CABINからの夜景もお楽しみください。
一人でも多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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