このたび、第151回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会を東京科学大学で担当させていただくことになりました。会期は2026年6月20日(土)〜21日(日)で、都市センターホテル(東京都千代田区)での開催を予定しております。
医学は加速度をもって進化しており、その背景には他領域と連携して情報を共有するのみならず、異分野が融合して新たな研究領域を構築してきたことが大きな駆動力になっていると思います。私たちの産婦人科領域においても医療が高度化するとともに、異なる世代、他のサブスペ領域、他診療科、他職種、他学部との関わり合いは大変重要だと考えます。そこで本学術集会では、普段あまりお話を聞くことができない異分野の先生方もお招きし、多角的な視点から産婦人科医療を改めて見直す機会を作ろうと考えて企画いたしました。
まず、本学術集会では初日にコロナが明けて復活したポスター発表を行い、優秀ポスター賞を情報交換会の場で表彰いたします。また、若手医師に向けて、将来リーダーシップのある専門家になるためのリベラルアーツ教育に関する特別講演を予定しています。また、一般口演は2日目に行い、優秀演題賞を選出し総会にて表彰いたします。ワークショップでは、生殖医療とプレコンセプションケアの連携、合併症妊娠を管理するための他診療科との連携、手術支援ロボットの開発者とそれを使う医療者との連携をテーマに取り上げる予定です。その他、茨城県産婦人科医会と共に関東ブロック産婦人科医会共催シンポジウムも計画しております。
若手医師にとって、学術集会の独特な緊張感の中で、対面で発表し質疑応答を行うことは、大変貴重な忘れられない経験になります。ベテランの先生方にも大勢ご参加いただき、ご自身の若かりし日の学会発表を思い出しながら、厳しくも暖かいご指導をお願いできましたら幸いに思います。旧東京医科歯科大学と旧東京工業大学が融合して新たに誕生した東京科学大学として、初めて開催する関東連合産科婦人科学会総会・学術集会になります。教室員と教育関連病院関係者一同で準備を進めておりますので、多くの皆様のご参加をよろしくお願い申し上げます。
|