関東連合産科婦人科学会
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 代表挨拶

一般社団法人関東連合産科婦人科学会 代表 綾部琢哉  この度、平成27年6月21日の定時社員総会にて、一般社団法人関東連合産科婦人科学会の2代目代表を務める御許可を頂きました。御礼を申し上げますと共に一言御挨拶させて頂きたく存じます。
 パソコン、コンビニの進歩・普及は、物事は何時でも待たずにでき、やり直せて上手くいく、という錯覚をひとに抱かせてしまいました。自分の手を使い五感を働かせて物を作る、という作業から遠ざかり、上手くいかない事もある、という当たり前の事を忘れて、他人の力を測る能力を低下させ、減点法により評価する社会を生みだしました。降水確率30%と伝えても、傘を持って行くかどうかを決められないひとも増えました。
 理想的なシステム・体制の実効力は、それを案出したひとのレベルに構成員のレベルが追い付いていることを前提としています。もし全員がマルクスだったら・・・。しかし現実社会は、様々なレベル、特にモラルのレベルが異なるひとによって構成されており、システム・体制は必ずしも理想的には動きません。マリー・アントワネットが語ったとされている「(フランスの民衆が食べる)パンが無いのなら、ケーキを食べればよい」というセリフは、今でも至る所で発言されています。同心円状に等距離しか見ることのできない我々は、何時の間にか自分が円の中心にいると錯覚してしまいます。自分と他人とが同じ能力と同じモラルレベルを持ち、同じレベルの事を想起している、と考える事自体を考え直す必要があります。
 関東連合産科婦人科学会の存在意義は何でしょうか。日本産科婦人科学会の学術集会では比較的研究色の濃い内容の演題が報告されているのに対し、都道府県の学術集会では症例報告が多くなっています。その狭間にあって関東連合は、比較的臨床に寄った演題発表が多いようです。都道府県単位よりも広い領域からの報告に接することは臨床的見聞を広げるために有意義でしょう。関東連合が持つもう一つの存在意義は、産婦人科医の配分を広い地域を対象として考えられる、という事でしょう。起伏に富み、川が流れ、雪が積もる日本にあっては、必要医師数を単純に算出することはできません。日本人が抱く地球の距離感に対する感覚は短く、産科施設の集約化も、産婦に施設の近隣で生活してもらう、という形にまで行き着くかもしれません。
 学生の産婦人科離れの大きな理由の1つは、訴訟が多いと言う噂を払拭し切れていない事です。ガイドラインを理想と捉え、それを満たしてさえいれば瑕疵は無い、とする考え方と、ガイドラインは標準であり、それを満たさない場合は指弾される、とする考え方とを整理しなければなりません(推奨レベルが付いてはいますが)。多くの意見が認めている方法によって良かれと思って努力したことの結果が思わしくなかった時、それを残念に思うのは良心ある医師です。咎められ、現場の士気が削がれるのを防がなければなりません。 私には前任の藤井知行代表のような透徹した力はありませんが、皆様のお力添えを仰ぎ、産科婦人科学の、そして産科婦人科学会の発展のために少しでもお役に立ちたいと考えております。宜しくお願い申し上げます。

平成27年7月

一般社団法人 関東連合産科婦人科学会
代表 綾部 琢哉


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