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【原 著】
高カルシウム血症をきたして発見された卵巣明細胞腺癌


川口 里恵, 新美 茂樹, 中島 邦宣, 田部 宏, 和田 誠司, 平間 正規, 大浦 訓章, 清川 貴子, 佐々木 寛, 落合 和徳, 田中 忠夫
東京慈恵会医科大学, 同病院病理部


 悪性腫瘍において腫瘍細胞がparathyroid hormone(以下PTH)類似ホルモンを産生し,骨転移がないにかかわらず高カルシウム血症を合併することは稀ではない.
 今回我々は高カルシウム血症をきたして発見された卵巣明細胞腺癌を経験した.症例は69歳,1G1P,頭痛を主訴に当院内科受診,高カルシウム血症と下腹部巨大腫瘤を指摘され当科紹介受診となった.S-Ca 12.3mg/dl,parathyroid hormone related-protein(以下PTHrP)12.7pmol/mlであり,CA125 365U/ml,各種画像検査をあわせて卵巣悪性腫瘍を疑い,卵巣癌根治術を施行した.病理診断はclear cell adenocarcinoma of the both ovaries,PTH免疫染色陽性であった.術後PTHrP値は下降し,抗癌剤加療後は正常値となっている.現在画像や腫瘍マーカー上の再発所見は認めていない.
 また,この症例を契機にH13年1月より6月まで卵巣癌患者12名の血清PTHrPを測定したところ,PTHrP高値を明細胞腺癌の2例に認めた.1つは高カルシウム血症を伴わなかった症例で,1つは再発腫瘍にのみPTHrP産生能を認めた症例である.この2症例と若干の参考文献とともに報告する.

Key words:PTHrP, hypercalcemia, clear cell adenocarcinoma

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(1) 25-29, 2003


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