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 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

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【原 著】
妊娠13週で発生した一絨毛膜二羊膜性双胎一児死亡の生存児の全身に多発性梗塞を認めた一例


青山 美加, 武居 麻紀, 大山 俊樹, 木田 博勝, 木村 昭裕, 瀬戸山 琢也**, 山中 美智子**
済生会横浜市南部病院産婦人科
**神奈川県立こども医療センター周産期医療部産科


 一絨毛膜二羊膜性双胎一児死亡は,生存児に神経学的後遺症などの臓器障害を及ぼす事があり,周産期管理に苦慮する.しかし妊娠初期に発生した場合の予後は良好とされる.今回,妊娠13週の一絨毛膜二羊膜性双胎の一児が死亡し,のちに生存児の脳室拡大を認め,人工妊娠中絶された児の剖検で全身に多発性梗塞を認めた例を報告する.

Key words:IUFD, Twin, First trimester, Multiple infarction

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(1) 51-54, 2003


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