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第109回学術集会(平成17年6月12日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩4
Hamman’s syndrome合併妊娠の一例


加来 建志, 尾本 暁子, 増田 健太郎, 長田 久夫
千葉大学病院周産期母性科


 Hamman’s syndromeとは陣痛に伴い皮下,縦隔気腫を発症するもので,2000から100000例の分娩に1例の頻度と報告されている.今回我々は陣痛経過中に呼吸苦を訴え,Hamman’s syndromeを呈した1例を経験したので文献的考察を含めて報告する.症例は26歳,0G0P.既往歴として18歳よりSLE,甲状腺機能低下症を発症し,当院内科にて経過観察されていた.平成16年5月17日を最終月経として妊娠.妊娠中はプレドニン,チラジン内服にて順調に経過していた.平成17年2月18日,妊娠39週5日,自然破水にて入院.2月19日朝より自然陣痛発来するが分娩進行遅く,かなり痛がっており大声で叫んでいた.2月21日,妊娠40週0日腰痛,呼吸苦を訴え分娩進行停止の診断で吸引分娩となった.児は3230g,APS:9/9であった.分娩後もやや呼吸苦を訴えたが,SpO2:99%,両側肺呼吸音正常,動脈血ガス分析正常にて経過観察していた.2月24日,産褥3日目,呼吸苦不変のため内科受診し,胸部レントゲン,CT撮影したところ皮下,縦隔気腫の診断となった.その後は抗生剤のみで経過し,2月28日,産褥7日目退院となった.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(2) 177-177, 2005


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