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【原著】
当院で経験した原発性卵管癌6症例の臨床検討


岡本 三四郎1), 芝崎 智子1), 高野 政志1), 藤井 和之1), 笹 秀典1), 喜多 恒和1), 古谷 健一1), 戸出 健彦1), 相田 真介2), 菊池 義公1)
防衛医科大学校 産婦人科学教室


 原発性卵管癌は,最もよく認められる症状は不正性器出血,腹部膨満感で,水様性帯下が特徴的な症状と言われているが,早期発見が困難であり,その為に予後不良の疾患である.また卵管癌の治療は,卵巣癌に準じて行われているが,一般的に進行症例が多く残存腫瘍が多いとの報告が多く,予後は不良であると言われていたが,最近の報告では画像診断などの補助診断の精度のレベルアップもあり,比較的早期に診断されるようになってきた.今回我々は,当院で経験した原発性卵管癌の術前の自覚症状・検査及び画像診断と術後の病理診断及び治療について臨床的に検討した.

Key words:Genital bleeding, Hydroleukorrhea, Cytology, Tubal carcinoma

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(1) 15-20, 2004


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