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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
胎児・新生児(2)
品胎discordanceにおける胎児発育の検討


百村 麻衣, 今井 路奈, 松本 浩範, 鈴木 典子, 中里 泉, 尾崎 恒男, 勝又 木綿子, 土屋 清志, 高橋 康一, 岩下 光利, 中村 幸雄
杏林大学医学部産婦人科


【目的】品胎妊娠におけるdiscordanceの頻度は双胎の約3倍に及び,管理には注意が必要である.今回我々は品胎に発生するdiscordanceについて,その胎児発育のsymmetryの程度を検討した.【対象】1993年から2001年1月までの約8年間に当院にて出生した品胎21症例(新生児63人)を対象とした.【結果】分娩時の体重が最も大きい21児を基準群として,discordance rateが15%未満群の20児,15%以上群の22児に分類した.胎児の発育を評価するために,出生児の頭囲/胸囲比,カウプ指数について群ごとに比較した.頭囲/胸囲比は基準群 1.15±0.05(MEAN±SD),discordance rate15%未満群1.15±0.05,discordance rate15%以上群1.20±0.07となり,discordance rate15%以上群は他の2群に較べて有意に高かった.(p<0.05)カウプ指数は基準群10.0±0.9(MEAN±SD),discordance rate15%未満群9.6±0.7,discordance rate15%以上群8.8±1.0となり,discordance rate15%以上群は他の2群に較べて有意に低かった.(p<0.01)【結論】品胎妊娠でdiscordanceのある発育を示した児は,asymmetricalな発育を示すことが示唆された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 258-258, 2001


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