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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
子宮体部腫瘍(3)
子宮筋層にびまん性進展を認めた子宮体癌の2症例


木下 二宣, 川名 敬, 松本 光司, 八杉 利治, 久具 宏司, 上妻 志郎, 武谷 雄二
東京大学医学部産婦人科


 子宮体癌は子宮癌の約30%を占め,食文化の欧米化等に伴い近年増加傾向が認められる.子宮体癌の筋層浸潤の深さは子宮外進展の頻度,ひいては予後に大きく関与していることは古くより明らかにされている.その診断には超音波,造影CT,MRIによる画像診断が有用であり,子宮内膜の肥厚,子宮筋層の菲薄化,子宮内病変と筋層の境界の不明瞭化をもって診断が可能である.多くの場合,子宮体癌は子宮内膜より発生し子宮内膜に沿い,又子宮内腔へ向かって外向性に発育しその後子宮筋層内へ浸潤する.今回我々は,子宮内腔に発育する結節,隆起状病変をみとめず,内向性,びまん性に筋層浸潤を認めた2症例を経験した.症例1は子宮腺筋症を合併し,筋層内の異所性内膜腺に沿った癌の浸潤を認めた.症例2は子宮内膜に明らかな病変を認めないが,子宮筋層内に蜂巣状に癌の浸潤を認めた.2症例とも超音波,造影CTにて明らかな子宮内病変が認められなかったが,MRIではT2強調画像にて筋層浸潤を疑わせる所見を得ることができた.しかし,典型的所見とされるT2強調画像におけるhigh intensityを示す子宮内腔病変,junctional zoneの菲薄化,途絶像を呈していなかった.また1994年以降当科における深部筋層浸潤を認めた子宮体癌症例においてMRI像を1.外向結節型2.内向結節型3.びまん型4.孤発びまん型に分類しその予後,病理学的特徴について検討した.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 287-287, 2001


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