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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))
【一般演題】
卵巣腫瘍(1) pseudo-Meigs’症候群を呈した卵黄嚢腫瘍の一例
鴨下 詠美1), 久嶋 則行1), 荒井 忠士1), 佐藤 倫也1), 本告 匡2), 源田 辰雄1)
北里研究所メディカルセンター病院産婦人科1), 北里研究所メディカルセンター病院病理2)
卵黄嚢腫瘍(Yolk Sac Tumor;YST)は,14歳から19歳に好発する卵巣胚細胞性腫瘍であり,約半数II期以上で発見される予後不良の腫瘍である.今回われわれは,下腹痛を主訴として来院し右胸水貯留を呈した卵黄嚢腫瘍を経験したのでここに報告する.症例は16歳,平成13年3月27日から下腹部異和感が出現,その後下腹痛が次第に増強してきたので,平成13年4月4日近医外科受診.虫垂炎の疑いで当日当院外科を紹介受診.婦人科疾患の有無の確認のため当科依頼,超音波断層診断上臍上部に達する充実性一部嚢胞性腫瘍が認められた.また,胸部単純写真で右肺の1/2を占める胸水も見られ即日入院となった.右肺に持続カテーテルを挿入し,平成13年4月13日左付属器切除術+右卵巣楔状切除術施行,術後の病理検査で卵黄嚢腫瘍FIGO進行期分IIC期と診断した.現在術後追加化学療法としてPEP療法を2コース終了,術前の腫瘍マーカーであるAFPも20220ng/mlから3.4ng/mlと陰転化しまた,胸水の貯留もなく経過している.今後十分な化学療法と経過観察が必要と思われる.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3)
289-289, 2001
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