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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
卵巣腫瘍(4)
リンパ節転移を伴った卵巣境界悪性腫瘍の1症例


佐原 雅代, 渡邉 由紀子, 桃井 満礼, 野口 顕一, 塩川 滋達, 高橋 康一, 岩下 光利, 中村 幸雄
杏林大学医学部産婦人科


 今回我々は,serous papillary tumor,borderline malignancyにリンパ節転移を伴った症例を経験したので報告する.症例は45歳,0妊0産.平成12年11月,腹痛を主訴に他院受診.約9cmの卵巣腫瘍を認め,血中CA125が1420U/mlと上昇しており,精査加療目的に当科紹介受診となった.画像上,右卵巣由来と考えられる隔壁を伴った乳頭状の充実成分を有するそれぞれの大きさが9cm,8.5cm,3cmの腫瘤が認められた.腫瘍マーカーはCEA5.1ng/ml,CA19−9 57.9U/ml,CA125 631.6U/mlであった.平成13年1月17日,単純子宮全摘,両側付属器切除,大網部分切除及びリンパ節摘出術施行した.術中,卵巣一部を迅速病理検査に提出したところserous papillary tumor,borderline malignancyであったことから,リンパ節は,両側の外腸骨節,内腸骨節の摘出のみで閉腹した.術後最終病理結果はserous tumor,borderline malignancyであるが,右側外腸骨節リンパ節には転移結節を認めるとのことであった.これによりborderline malignancyであるが,術後化学療法としてTJ療法(PACLITAXEL:180mg/m2,CBDCA:AUC:6,月1回投与)3クール施行した.現在外来管理中であるが,再発徴候認められていない.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 296-296, 2001


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