関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題(奨励賞候補演題)】
腫瘍
不正性器出血症例における経腟超音波と子宮鏡検査併用の意義


三宅 潔, 桝谷 法生, 深谷 暁, 矢野 ともね, 大高 究, 木下 俊彦, 伊藤 元博
東邦大学医学部附属佐倉病院産婦人科


【目的】不正性器出血症例に対して,経腟超音波検査施行後に子宮鏡検査を追試し,それぞれの所見を比較することにより両検査併用の意義を検討した.【対象及び方法】対象は不正性器出血症例で経腟超音波検査後に子宮鏡検査を追試した症例(95例)とし,両検査所見を比較検討した.【成績】経腟超音波所見は子宮筋腫39例,子宮内膜ポリープ18例,子宮内膜増殖症6例,子宮内膜癌7例,子宮内異物5例,その他7例,異常なし13例であった.追試した子宮鏡検査所見との一致率は全症例で81.9%であった.各症例での一致率は,子宮筋腫87.2%子宮内膜ポリープ83.3%,子宮内膜増殖症68.8%,子宮内膜癌71.4%,子宮内異物100%,その他100%であった.経腟超音波検査で異常なしと診断した13例中4例に子宮鏡検査にて異常所見が認められた.【結果】経腟超音波検査は操作が簡便で高い診断能を有し,産婦人科外来におけるルーティン検査として極めて有用である.しかし超音波検査単独では診断困難な症例,手術適応などの治療方針決定のために子宮鏡検査を必要とする症例,超音波検査では所見を認めず子宮鏡検査で診断決定した症例なども存在するため,不正性器出血症例に対する最終診断および治療方針の決定において,経腟超音波検査と子宮鏡検査の併用は有効性が高いことが示唆された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 319-319, 2001


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会