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第103回学術集会(平成14年6月9日(日))

【一般演題】
子宮体部悪性腫瘍(2)
当院の子宮内膜癌grade3症例の治療経過と予後


永松 健, 土屋 富士子, 坂本 公彦, 杉田 匡聡, 柿木 成子, 中村 淳子, 安田 孝, 滝澤 憲
三井記念病院産婦人科


 子宮体癌症例において組織分化度grade3は同じ進行期のG1,G2にくらべて予後不良であり,進行例,再発例に対する有効な治療法は確立されていない.1997年4月より,2001年12月までに当科で初回治療をした子宮体癌は78症例であり,そのうちG3は9例(年齢48歳〜77歳;平均60.4歳で,進行期は:1a期1例,1b期1例,3a期2例,3c期4例,4b期1例)であった.当院ではG3体癌の根治的治療は内性器全摘,骨盤・傍大動脈リンパ節郭清を行い,術後のadjuvant chemotherapyとしては,主にetoposide,cisplatinのEP療法(Et100mg/m2day1〜5,CDDP20mg/m2 day1〜5)を施行してきた.これらG3 typeの9症例中,1a期の1例を除く8例の後療法と予後を検討した.EP療法を施行した5例中2例(3a期1例,1b期1例)は健在であったが,3例(3a期1例,3c期2例)が再発し,CAP変法を施行した2例中1例(4期1例)が再発,さらに全骨盤照射をした1例(3c期)が再発であった.再発症例5例中1例にCAP変法を施行し,PDであり,2例にpaclitaxel,carboplatinのTJ療法(T175mg/m2,carboplatin AUC 5)を施行し,CR1例,NC1例であった.そこで私達は現在G3体癌についてはTJ療法がfirst line chemotherapyになりうるのではないかと考えtrialを開始している.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2) 107-107, 2002


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