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<< 学会誌へ戻る 症例は，卵巣のう腫の診断にて平成2年（43歳時）右卵巣のう腫摘出術を施行し，術後病理診断は卵巣子宮内膜症であった．その後長期間にわたり，腫瘍マーカー及び経膣超音波検査にて外来経過観察中，平成9年より徐々にCA19-9の上昇と右卵巣の増大を認めるようになり，平成13年5月25日両側付属器摘出術を施行した．術後病理診断は両側卵巣共に境界悪性混合型上皮性腫瘍であり，右卵巣は一部Micro invasionを伴っていた．StageはFIGO Ibであり，術後化学療法としてエンドキサンの内服治療を3カ月施行し，現在まで再発を認めていない．本症例の経過及び境界悪性腫瘍のMicro invasionについて文献的考察を含め報告する． 日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2) 124-124, 2002 |
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