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<< 学会誌へ戻る 症例48歳，4回経妊1回経産．下腹部腫瘤感を主訴に当科初診．内診にて子宮は小児頭大で表面不整，硬，可動性良好であった．子宮頚部，体部の細胞診ではClassI，IIで血算，生化学，腫瘍マーカーに異常は認められず，超音波所見では約4cmから6cm大の筋層内，奬膜下筋腫を数個認めた．MRI所見でも同様に筋腫像を確認し，多発性子宮筋腫の診断で開腹した．開腹時所見にて筋腫を有する腫大した子宮以外に，充実性で5cm大に腫大した右卵巣を認め，tecomaまたはfibromaを疑い，右付属器切除術を施行した．病理組織診断では子宮はleiomyomaだが，卵巣も硝子様変性したleiomyomaであることが確認された．卵巣原発のleiomyomaは稀な症例であるので報告する． 日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2) 135-135, 2002 |
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