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第103回学術集会(平成14年6月9日(日))
【一般演題】
良性腫瘍(2) 弁置換術と同時に腹式単純子宮全摘出術を施行した子宮筋腫の2例
渡辺 慎一郎1), 土屋 雄彦1), 片桐 由起子1), 釘宮 剛城2), 古川 隆正1), 久保 春海1)
東邦大学産婦人科1), 都立荏原病院産婦人科2)
今回我々は,弁置換術と同時に腹式単純子宮全摘出術を施行した子宮筋腫の2症例を経験したので報告する.症例1は,47歳0経産.胸膜炎と感染性心内膜炎のため,弁置換術目的にて当院に入院中に,CTにて子宮筋腫を指摘された.従来より過多月経があり,弁置換術後の性器出血のコントロールの目的で同時に腹式単純子宮全摘術を施行した.手術終了後,腹部膨瘤が出現したため再開腹したところ筋膜下血腫を認め,再縫合結紮術を施行した.その後の経過は順調で術後40日目に退院となった.症例2は,50歳,3経妊3経産.大動脈弁狭窄症による心不全と子宮腫瘍を指摘され,精査加療目的にて当院に紹介入院した.心不全の悪化とMRIにて子宮肉腫が疑われたため,弁置換術と同時に腹式単純子宮全摘術と両側付属器切除術を施行した.摘出子宮の迅速病理の結果はleiomyomaであった.抗凝固剤使用時,一時的にドレーン部より550mlの出血を認めたが,その後出血の増量は見られず,経過良好にて術後19日目に退院となった.婦人科的な適応があれば,皮下血腫や腹腔内出血などの合併症に十分な対策を取ることによって弁置換術と同時に子宮筋腫に対する子宮単純全摘術は可能であると思われた.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2)
136-136, 2002
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