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第103回学術集会(平成14年6月9日(日))

【一般演題】
良性腫瘍(3)
吊り上げ式腹腔鏡下卵巣嚢腫核出術を施行した卵巣嚢腫合併妊娠の1例


中野 英之, 堀 正行, 宗 恒雄
宗産婦人科病院産婦人科


 妊娠に卵巣嚢腫が合併する頻度は0.21〜1.24%である.その際の術式として腹腔鏡を使用することは手術侵襲を少なくするという点から有用である.気腹式腹腔鏡は,全身麻酔下で施行する,気腹針により子宮を損傷する可能性があるなどのことから,卵巣嚢腫合併妊娠症例に施行しにくい.今回われわれは吊り上げ式腹腔鏡下卵巣嚢腫核出術を施行した,卵巣嚢腫合併妊娠を1例経験したので,本人の同意を得て報告する.症例は22歳,未経妊.平成13年6月8日当科で妊娠6週と診断された際,直径68mmの右卵巣類皮嚢腫を指摘した.8月17日,硬膜下麻酔下で,吊り上げ式腹腔鏡下右卵巣嚢腫核出術(妊娠16週)を施行した.手術時間は2時間10分であり,出血量は少量であった.流産予防として手術当日より術後4日まで塩酸リトドリンを投与し,流産の徴候はなかった.術後経過は良好であった.平成14年1月30日(39週6日),胎児仮死の診断で吸引分娩となり,3178g,男児,アプガースコア1分後9点,5分後10点であった.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2) 137-137, 2002


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