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第103回学術集会(平成14年6月9日(日))
【一般演題】
周産期偶発合併症(1) 最近経験した産褥肺塞栓症例の特徴と管理について
高橋 幸子1), 水野 暁子1), 高木 栄美子2), 小林 昌2), 河村 隆一1), 清水 良彦1), 林 正敏1), 村山 敬彦1), 斉藤 正博1), 小林 浩一1), 馬場 一憲1), 竹田 省2)
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター周産期センター1), 埼玉医科大学総合医療センター産婦人科2)
当センターでは産褥期の深部静脈血栓症・肺塞栓症発症予防を積極的に行っており,特に帝王切開術後には間歇的下肢空気加圧法(IPC)を用い早期離床に努めている.しかし,これら予防法を行っているにもかかわらず,肺塞栓症を併発した症例を経験したので報告するとともに産褥搬送された2例を含め,昨年1年間に取り扱った6症例の肺塞栓症例の特徴,問題点につき報告する.(成績)帝王切開術後が5例であり,5例はIPCを用いていた.発症時期は術当日が3例,術後1日が1例であり,2例は無症状であった.術後6時間で心停止となった1例以外は酸素飽和度の低下が認められ,肺血流シンチにより診断された.下肢深部静脈血栓症を伴っていたものは1例のみであった.リスク因子は帝王切開前に安静入院をしていたもの3例,血液濃縮1例であった.(結語)術後よりのIPC予防処置での発症,術後早期の発症が多いことから,術中よりの予防措置や安静入院時の予防措置が重要と考えられた.また症状が乏しいため注意を要するが,術後,パルスオキシメーターによる酸素飽和度のモニターが早期発見に重要と思われた
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(2)
171-171, 2002
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