関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第104回学術集会(平成14年10月19日(土),20日(日))

【一般演題】
統計
当院における双胎妊娠症例の周産期管理に関する検討


笹尾 麻紀, 井槌 慎一郎, 井埜 まり絵, 渡邉 敦子, 青木 成直子, 谷内 麻子, 中村 真, 斎藤 要, 荻原 哲夫, 大塚 博光, 石塚 文平
聖マリアンナ医科大学産婦人科


 双胎妊娠の周産期管理は,母児双方にとってさまざまなリスクをもつ代表的ハイリスク妊娠であり,その管理指針については諸家の報告がなされているが,いまだ必ずしも見解の一致をみていない点も少なくない.そこで今回我々は,当院産婦人科において,1999年1月から2001年12月までの3年間に妊娠分娩管理をおこなった双胎妊娠87症例について統計学的に解析し,当院における双胎妊娠分娩管理について検討した.
 この間の総分娩数は2668症例であり,双胎分娩87例は3.3%を占めていた.母体平均年齢は31.6±3.8才,平均分娩時週数は35週5日±3週1日であった.
 分娩様式別にみると,経腟分娩:24例(27.6%),予定帝王切開:28例(32.2%),緊急帝王切開:35例(40.2%)であった.
 不妊治療の有無についてみると,自然妊娠が49症例(56%)を占め,その膜性の内訳は,一絨毛膜性が27症例(55%),二絨毛膜性が22症例(45%)であったが,不妊治療後の妊娠38症例(44%)では,一絨毛膜性は1例のみで,37例(97%)は二絨毛膜性であった.
 これらの双胎症例について,膜性や分娩時期,あるいは双胎両児の胎位・discordancyなどの相違から,母児それぞれの周産期予後に関する検討をおこない,その問題点を抽出するとともに,当院における双胎経腟分娩の現状についても検討し,それらの結果から考察される双胎妊娠分娩管理のポイントと,現在の当院における双胎管理方針について検討したので,その結果を報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(3) 295-295, 2002


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会