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第104回学術集会(平成14年10月19日(土),20日(日))

【一般演題】
統計
産褥搬送症例の検討


高橋 祐子, 笹森 幸文, 堀 祐子, 佐藤 智之, 小泉 仁嗣, 上原 奈美子, 矢後 尚文, 木戸 浩一郎, 篠塚 憲男, 綾部 琢哉, 森 宏之
帝京大学産婦人科周産期センター


 1997年10月1日から2002年5月31日までに当科へ産褥搬送された47例について解析した.症例の内訳は弛緩出血8例(17.1%),裂傷6(12.8),子宮復古不全5(10.6),熱発5(10.6),子癇発作4(8.5),子宮内反1(2.1),子宮破裂1(2.1),常位胎盤早期剥離後DIC1(2.1),その他16(34)であった.産褥出血の22例について更に検討を進めた.前医での出血量が不明または推定量のみであった例が9例あり,これらについては入院時Hbより出血量を推定した.その結果,搬送までの出血量は1000ml未満7(31.8),1000ml以上3000ml未満12(54.9),3000ml以上3(13.5)であった.当院搬送後,輸血を必要としたのは6例,ATH2例,死亡例は1例であった.産褥当日に搬送された重症例19例を出血量の他に妊娠経過・搬送までの時間等を加味し,総合的に検討した結果,(1)ハイリスク妊娠であるため妊娠中からの搬送が望ましかった例7(36.8),(2)分娩後,より早い時期での搬送が望ましいと判断した例7(36.8),(3)適切な時期に搬送された例5(26.4)と判定した.以上より,重症例の約7割はもう少し早いタイミングでの搬送が望ましいと判断した.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(3) 297-297, 2002


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