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第104回学術集会(平成14年10月19日(土),20日(日))
【一般演題】
感染症 当施設にて経験した骨盤内膿瘍4症例
田上 幸治, 井上 裕美, 木幡 豊, 山本 謙二, 黄木 詩麗
湘南鎌倉総合病院産婦人科
目的 骨盤内膿瘍にて抗生剤投与にて治癒した2症例,および経膣ドレナ−ジが必要であった2症例を紹介するとともに,考察を加える.症例 1)47歳.10年間IUD使用.発熱,腹痛にて受診.MRIにて骨盤内膿瘍認める.抗生剤投与にて症状改善認めず経膣ドレナージ(Tチューブ留置)にて治癒する.2)50歳.発熱,腹痛にて受診.エコー,CTにて骨盤内膿瘍認める.抗生剤投与にて症状改善認めず経膣ドレナージ(留置針留置)にて治癒する.3)33歳.発熱,腹痛にて受診.エコー,CTにて骨盤内膿瘍認める.抗生剤投与にて症状改善する.以後退院後も再発なし.4)54歳.発熱,腹痛にて受診.エコー,CTにて骨盤内膿瘍,注腸,下部消化管内視鏡にてS状結腸狭窄認める.抗生剤投与にて症状改善する.以後退院後も再発なし.考察 骨盤内膿瘍の4症例について治療面での考察をする.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 39(3)
319-319, 2002
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