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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
性器の異常
Gluteal fold flapによる造腟術を施行したRokitansky-Küster-Hauser症候群の1例


佐々木 重胤, 白石 眞貴, 佐藤 伊知朗, 池上 淳, 久保田 一郎, 小林 洋子, 松川 高久, 雨宮 厚仁, 滝澤 基, 寺本 勝寛
山梨県立中央病院産婦人科


 Rokitansky-Küster-Hauser症候群は(1)先天的腟欠損(2)芽状痕的子宮(3)正常卵巣(4)正常卵管(5)第2次性徴を伴う疾患で,出生女児の4000〜5000人に1人の頻度で見られる比較的稀な疾患である.今回我々は形成外科の協力を得てGluteal fold flapを用いた皮弁移動術による造腟術を施行したRokitansky-Küster-Hauser症候群の1例を経験したので報告する.症例は20歳女性,原発性無月経を主訴に受診した.診察で処女膜の完全閉鎖,経直腸超音波検査,MRI検査で直径約3cmの瘢痕子宮と両側正常卵巣が存在し,染色体検査で46XXの結果であった.平成14年3月4日腹腔鏡下で腹腔内を観察し瘢痕子宮と両側正常卵巣と卵管を認めたがはっきりとした腟腔は存在せずRokitansky-Küster-Hauser症候群と診断した.再度平成14年9月19日形成外科と共にGluteal fold flapを用いた皮弁移動術による造腟術を施行,経過良好で退院し現在外来経過観察中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 199-199, 2003


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