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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
産褥
妊娠中の授乳の予後について


石井 廣重, 成田 喜代司
石井第一産科婦人科クリニック産婦人科


 <目的>ユニセフとWHOは1990年イノチェンティ宣言の中で,先進国も発展途上国もそれぞれの立場で母乳育児を勧め,授乳を最低2年間続けるように勧めている.妊娠中の授乳さえ求められているが,我が国では流産が多くなるという理由から,授乳を禁止されるのが一般的である.当院は1994年ユニセフとWHOの「赤ちゃんにやさしい病院」に個人の産科施設として全国で初めて認定され,自然卒乳まで授乳を勧めている.このため妊娠中の授乳を禁ずることはしない.そこで授乳している妊婦の妊娠予後,特に流産率との関係を中心に調査したので,若干の検討を加えて報告する.<方法>対象調査期間は平成9年1月から平成13年12月までの5年間とし,妊娠診断時に授乳していた187人を対象とした.妊娠が終了した時点で個々に問診およびカルテにより授乳回数や,上の子の年齢,流産率,授乳終了時期などを調べた.その間の当院の分娩数は2900例であった.<結果>妊娠診断時の授乳回数の平均は1日に6回までが86.3%であった.正期産になったのは172名(92%)で流産は14名(7.5%)であった.早期産は1名であったが,妊娠35週,IUGRのために人工早産になった例であった.この間の当院の総妊娠反応陽性数のうち,自然流産は319例で9.0%であった.妊娠中に意識的に断乳したのは19.3%,他は自然卒乳となったが,分娩終了後も上の子に授乳を続け,タンデム授乳となった例が14名(8.1%)あった.<結論>妊娠中の授乳が流産の率を高めるというデータにはならないことが証明された.しかし,早期産については更なる検討が必要である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 227-227, 2003


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