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第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
婦人科手術
子宮頚部後壁の筋腫核出術の工夫


真島 洋子, 佐藤 孝道, 栗下 昌弘, 板坂 俊典, 斉藤 理恵, 塩田 恭子, 渡辺 浩二, 酒見 智子, 藤田 聡子, 西山 幸江, 秋谷 文, 銭 鴻武
聖路加国際病院産婦人科


 子宮筋腫は生殖可能な年齢の女性に最も多く見られる良性腫瘍である.子宮筋腫の90〜95%は子宮体部に発生し,残りの5〜10%が頚部に発生する.子宮筋腫核出術は挙児希望のある場合に選択されるが,子宮全摘術と比べて出血量が多くなりやすく,癒着や再発などのリスクがある.特に頚部後壁の筋腫は視野が得にくく,出血量が多くなりやすい.そこで子宮筋腫の核出と縫合を同時に行う我々の手術の工夫を報告する.症例136歳女性.3回経妊2回経産1回人工中絶.第1子経膣分娩.第2子妊娠時に子宮頚部後壁からダグラス窩に突出する97×75mm大の子宮筋腫指摘.妊娠経過は特に問題なかったが子宮筋腫のために児頭下降不良あり帝王切開分娩.出血量の増加が予想されたため同時に子宮筋腫核出術は行わなかった.子宮頚部細胞診にてクラスIIIb指摘され,子宮筋腫核出術と同時に子宮頚部円錐切除術施行.症例232歳女性.0回経妊0回経産.不正性器出血を主訴に他院受診し子宮頚部後壁8cm大の子宮筋腫指摘.リュープリン4回使用後子宮筋腫核出術目的に開腹するも困難にてそのまま閉腹されている.その後セカンドオピニオン求めて当院受診.子宮頚部後壁に11×9×7cm大の子宮筋腫認め,自己血貯血後子宮筋腫核出術.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 327-327, 2003


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