関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
不妊・内分泌(1)
難治性のAsherman症候群にTCR+IVFを施行し妊娠に至った一例


高橋 千絵1), 杉山 里英1), 糸数 修1), 中田 敏英1), 井坂 恵一1), 高田 淳子2)
東京医科大学産婦人科1), 都立大久保病院産婦人科2)


 Asherman症候群は不妊症の原因のなかでも難治性であり治療に苦慮することが多い.今回我々は,分娩後の子宮復古不全,内容物遺残により難治性のAsharman症候群となった不妊症例に対し,TCR+IVFを試み妊娠した一例を経験したので報告する.症例は36歳,2経妊経産.平成6年27歳時3120gの男児を正常経腟分娩.その後子宮復古不全,内容物遺残にて,5回の子宮内膜掻爬施行.29歳時挙児希望を主訴に他院受診し,子宮卵管造影にてAsherman症候群疑われ当院受診.子宮鏡検査にてAsherman症候群と診断し,TCRにて剥離施行した.平成9年,クロミッド内服にて排卵誘発したところ妊娠反応陽性を確認したが,不全流産に終わった.その際行った子宮鏡検査にて子宮腔内が中隔状に癒着していることを確認した為,再度TCR施行した.その後3年間タイミング療法とクロミッド内服にて経過観察していたが妊娠に至らない為,本人の希望もありIVF施行した.計3回施行したが,各回の前に子宮鏡下で確認しながら鈍的に子宮腔内を拡張させた.3回目のIVFにて,妊娠を確認した.初期に切迫流産の症状が出現したものの,安静にて回復し,現在経過良好である.症例の臨床経過と共に,文献的考察を含めて報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 331-331, 2003


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会