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第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
血液・凝固
妊娠中にITPと診断された症例における周産期管理の一考察


芝崎 智子, 松田 秀雄, 川上 裕一, 坂口 健一郎, 古谷 健一, 菊池 義公
防衛医科大学校産婦人科


 [緒言]妊娠経過中の血小板数減少はしばしば経験する.妊娠中に診断されたITPをGTP(gestational thrombocytopenia)と呼ぶこともある.もともとITPは除外診断であるため診断が曖昧な側面もあり,自己免疫疾患であることも診断基準には反映されていない.ITPにおいて,同種免疫不適合を含む母体・胎児間の免疫学的動態がどのように影響しあうかは明らかでなく,妊娠による血小板減少がどのような背景によって出てくるのかも不明である.GTPにおいては分娩後には血小板が増加することが多く放置されがちであるが,重症症例も存在する.そこで妊娠中にITPと診断された妊婦と妊娠前にITPと診断された妊婦とで特徴的な血液学的背景があるか,検討した.[対象と方法]ITP合併妊娠と診断された未脾摘妊婦のうち説明と選択を得た上で,経皮的臍帯血採血による胎児血液評価が可能であった母児.説明と選択を得た上で,経皮的臍帯静脈採血(PUBS:percutaneous umbilical blood sampling)を施行し,胎児血を得た.同時に母体血,父血の提供を受けた.それらの血液から,血小板数(母児),PAIgGの測定,抗HPA抗体・抗HLA抗体の検索,HPA型同定,血清・血小板間のクロスマッチを施行し,輸血歴,妊娠歴,分娩週数,出生体重,APGAR Score,治療に対する反応性等を調査した.[成績]妊娠中にITPと診断された群と妊娠前にITPと診断された群との間で,PAIgG陽性率,抗血小板抗体陽性率,母児の最低血小板数などに有意差は認められなかった.[結論]妊娠中にITPと診断された妊婦に重症のNAITを認めることはあるため,軽視することはできない.妊娠中に血小板数の低下が認められた場合,ITPに準じた管理が必要と思われた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 340-340, 2003


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