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<< 学会誌へ戻る Beckwith-Wiedemann症候群は，羊水過多，巨大胎盤，巨人症，内臓巨大，臍部異常，巨舌，などを伴い，1万3,500出生に1例の頻度の稀な症候群である．今回我々は，羊水過多で発見されたBeckwith-Wiedemann症候群を経験したので報告する．症例は他院で妊婦健診を受けていたが，妊娠18週までは異常を認めなかった．妊娠20週頃より，腹部膨満を自覚．妊娠22週6日の妊婦健診で，著明な母体体重増加，腹囲増大と羊水過多を認め，妊娠23週0日当科紹介受診・入院となった．Amniotic fluid index:AFIは，39.5cmと著明な羊水過多があり，巨大胎盤，胎児肝臓，腎臓の腫大を認め，児の推定体重は，heavy for dateであり，Beckwith-Wiedemann症候群の可能性が高いと考えた．羊水過多症による強い腹部膨満感あり，くり返し羊水穿刺吸引を行った．また，子宮収縮あり塩酸リトドリン，マグネシウム製剤を使用した．妊娠26週0日破水し，妊娠26週1日帝王切開術施行．児は，1118g女児であった．羊水量は，約4000ml，胎盤重量は，610gであった．肝・腎・脾臓腫大，腹直筋離開，難治性の低血糖を認め，Beckwith-Wiedemann症候群の診断となった． 日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 373-373, 2003 |
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