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第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
奨励賞候補(3)
子宮筋腫核出後の再発についての検討


西山 幸江, 藤田 聡子, 真島 洋子, 渡辺 浩二, 酒見 智子, 板坂 俊典, 塩田 恭子, 斉藤 理恵, 栗下 昌弘, 佐藤 孝道
聖路加国際病院産婦人科


 【目的】子宮筋腫核出術後の筋腫再発の経過について明らかにすること.【方法】2002年1月から12月に,当科で腹式子宮筋腫核出術を施行した58人を対象とし術後の子宮筋腫再発及び,再発例の特徴について検討した.なお,腹腔鏡下筋腫核出術,帝王切開時の筋腫核出術は除外した.超音波断層法で1cm以上の筋腫を認めた場合に筋腫再発とした.【結果】1)術後追跡期間は6から18ヶ月であった.2)58例中2例(3.4%)に再発が認められた.3)再発した2例と再発しなかった56例について,年齢,初経から手術までの期間,BMI,術者,核出した筋腫数,総重量,手術時間,出血量,術後観察期間を比較した.その結果,再発例の方で年齢が若く,初経から手術までの期間が短く,核出した筋腫数が多く,総重量が軽い傾向が認められた.【考察】1)最長18ヶ月という短い追跡期間の間に3.4%の再発が認められた.これは,筋腫核出を受ける若年に有益な情報である.2)一定期間内の再発は,比較的小さめの多数の筋腫をもつ若年者に多い可能性がある.若年者の筋腫核出術では,結婚や妊娠と筋腫核出の時期的な関係をどうするかが問題になるが,特に比較的小さなめの筋腫が多発する例では予定される妊娠の直前に手術することが望ましい可能性がある.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 389-389, 2003


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