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<< 学会誌へ戻る 病理組織学的所見に局所のアミロイド沈着を認める疾患としては，甲状腺癌，膵臓癌，褐色細胞腫，下垂体腺腫等の内分泌関連アミロイドース，皮膚原発アミロイドーシス，外陰扁平上皮癌等が知られており，比較的報告例は多く認められる．今回経験した子宮頚部扁平上皮癌においては，病理組織にアミロイド沈着を伴う報告例はまれである．今回我々は，子宮頚部扁平上皮癌にアミイド沈着を伴い，かつ子宮体癌を合併した症例を経験した．症例は51才，1回経妊1回経産，2002年10月頃より不正性器出血を認めており，2003年6月に，近医を受診．子宮膣部は外向性発育を示し，カリフラワー状に腫大していた．子宮頚癌の疑いにて，同日当科を紹介受診．子宮頚部組織診の結果はsquamous cell carcinoma，nonkeratinizing typeであった．同年7月，広汎子宮全摘術，リンパ節郭清術を施行した．その後chemoradiation therapy（VEP療法を3クール，全骨盤腔照射25回/45Gy）を施行した．子宮頚部扁平上皮癌に限局するアミロイドーシスについて文献的考察を加え報告する． 日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(2) 130-130, 2004 |
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