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第107回学術集会(平成16年6月20日(日))

【一般演題】
子宮悪性腫瘍1
化学療法をおこなった子宮頚部小細胞癌の2例


飯田 哲士, 安井 功, 菊池 公孝, 呉屋 憲一, 平澤 猛, 村松 俊成, 村上 優, 牧野 恒久
東海大学産婦人科


 子宮頚部小細胞癌は子宮頸癌の約5%を占め通常の子宮頸癌より若年傾向にあり,治療法は確立されておらず予後は極めて不良で75%は一年以内に死亡という報告もある.我々は過去二年以内に2名の若年子宮頚部小細胞癌を経験し化学療法を含む手術放射線療法を行ったので病理組織学的検討も含め報告する.症例1は23歳1経産婦(21歳時),帯下の増加を主訴に近医受診し当院紹介受診.子宮頚部にゴルフボール大の腫瘤を認め生検にて小細胞癌と診断.子宮頸癌Ib2期にて広汎子宮全摘術をおこない4個のリンパ節転移を認めpT2aN1M0であった.病理学的検索ではGrimerius(−),Chromogranin A(−),Synaptophysin(+),NSE(+),CD56(++)であった.術後CAV-PE療法(CPM,ADM,VCR,CDDP,VP-16)と放射線療法をおこなった.症例2は37歳未産婦,不正出血を主訴に近医受診し当院紹介受診.精査の結果,糖尿病を合併した子宮頚部小細胞癌IIIb期と診断し,化学療法(CDDP 70mg/m2動注+VP-16 70mg/m23回靜注)を2コース施行した.78%の縮小率を認めたため,手術可能と判断し広汎子宮全摘術を施行.摘出標本では1個のリンパ節転移を認め,病理学的検索ではGrimerius(+),Chromogranin A(+),Synaptophysin(+),CD56(+)であった.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(2) 133-133, 2004


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