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第107回学術集会(平成16年6月20日(日))

【一般演題】
子宮悪性腫瘍2
当院における進行子宮頸癌に対する術前化学療法(動注療法とCCRTの治療成績)


新橋 成直子, 飯田 智博, 大原 樹, 近藤 春裕, 大熊 克彰, 森川 香子, 奥田 順子, 吉岡 範人, 佐藤 聡二郎, 小林 陽一, 木口 一成, 石塚 文平
聖マリアンナ医科大学産婦人科


 【目的】近年,化学療法の進歩に伴い進行子宮頸癌における役割がとみに増大している.そこで,今回我々は子宮頸癌治療におけるneoadjuvant chemotherapy(NAC)として,動注療法及びconccurent chemoradiotherapy(CCRT)の効果の比較検討を行ったので報告する.【方法】進行子宮頸部扁平上皮癌17例,腺癌4例,腺扁平上皮癌2例を対象とした.動注療法として扁平上皮癌CDDP(70mg/m2)+5FU(500mg/body)+BLM(20mg/body),腺癌CDDP(70mg/m2)+5FU(500mg/body)+MMC(20mg/body)を基本としたレジメンで2〜3クール施行した.一方,CCRTについては扁平上皮癌6例を対象とし,LINAC40〜50Gy照射に同調して,主として動注療法を上記のレジメンで2クール施行した.【成績】NACとして動注療法後の評価可能症例の奏効率は70%(PR16例,NC3例,PD2例)で,手術率は60%(14/23)であった.一方,CCRTの奏効率は83%(PR5例,NC1例),手術率は,16%(1/6)であった.【結論】当院におけるdataではCCRTの奏効率は高いものの手術率の改善につながらない可能性が示唆された.全身状態の違いなどもあり,対象症例の選択基準についても再考を要すものと考えられた.しかしながら,CCRT施行中副作用により治療の中断を余儀なくされた例はなく,有効性とともに安全性についてもさらなる検討をかさねていく予定である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(2) 134-134, 2004


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