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第108回学術集会(平成16年10月10日(日))

【一般演題】
産科統計
40歳以上の高齢妊娠における周産期予後の検討


中里 権恵, 岩田 睦, 木下 二宣, 村山 敬彦, 斉藤 正博, 馬場 一憲, 竹田 省
埼玉医科大学総合医療センター周産期センター


 【緒言】女性の社会進出が目覚しい現代の風潮の中で,ライフスタイルの変化や不妊治療の進歩により,40歳以上での高齢妊娠が増加する社会的因子は増加している.今回我々は,当センターで経験した40歳以上の高齢妊娠症例につき,その妊娠経過,分娩における問題点を分析し検討した.【方法】2001年から2003年までの3年間に当センターで分娩した40歳以上の高齢妊娠群と2003年度一年間に分娩した35歳未満の妊娠群を,それぞれ初産,経産に分けて,両群を比較検討した.ただし,多胎妊娠症例は除いた.【結果】40歳以上の高齢妊娠群は計105例,初産40例,経産婦65例,平均年齢は42.17歳であった.35歳未満の妊娠群は計593例,初産360例,経産婦233例,平均年齢は29.80歳であった.妊娠方法では高齢初産群では50%(20/40)が不妊治療後妊娠であり高齢経産群,35歳未満群に比べ有意に高率であった.重症妊娠中毒症の発症率は高齢妊娠群で13.3%(14/105),35歳未満群で5.2%(31/593)と高齢妊娠でリスクが高いことが示された.分娩異常は,高齢妊娠群では軟産道裂傷の発症はわずか1%(1/105)であり加齢に伴う産道の硬化が軟産道裂傷に与える影響は示されなかった.分娩方法では高齢妊娠群の45.7%(48/105)が帝王切開術であり35歳未満群の7.8%(46/593)と比較し有意に高率であった.その適応は帝王切開術既往,子宮筋腫核出術後妊娠が多くを占め,加齢に伴う婦人科疾患の発症率上昇が影響しているものと考えられた.【結語】40歳以上の高齢妊娠では周産期異常の発現率が高く,今後高齢妊娠患者の増加が予測される現代において,ハイリスク妊婦の増加に対応した周産期管理の重要性が示された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(3) 292-292, 2004


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