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第109回学術集会(平成17年6月12日(日))
【一般演題】
妊娠・分娩1 血漿交換により生児を得たRh(D)血液型不適合妊娠既感作の一例
村岡 友美子, 古堅 善亮, 秦 奈峰子, 島 絵美里, 幡 亮人, 幡 優子, 三橋 直樹
順天堂大学附属静岡病院産婦人科
抗Dヒト免疫グロブリン投与の普及により,抗D抗体陽性のRh(D)陰性妊婦が激減したが極少数ながらRh不適合による胎児死亡や新生児障害も散見される.今回我々は,妊娠初期より高抗体価を示したが,血漿交換を施行し生児を得たRh(D)血液型不適合妊娠既感作の一例を経験したので報告する.症例は32歳,3経妊1経産.2回の自然流産歴があるが,その際抗Dヒト免疫グロブリン投与は受けていない.平成11年3度目の妊娠を機に既感作が判明.妊娠23週に入り抗体価上昇したため母体の血漿交換を開始している.その後,抗体価不変,超音波検査上は胎児水腫の所見は認めていなかった.しかし妊娠29週にて子宮口開大,胎胞突出したため緊急帝王切開にて児を娩出している.今回の妊娠は妊娠初期より抗D抗体価256倍と高値を示し,妊娠11週より血漿交換を開始した.妊娠18週には64倍まで低下,また超音波検査上も胎児水腫の発症は認めていなかった.また,前回の妊娠歴より妊娠13週6日頚管縫縮術施行する.しかし,妊娠24週0日子宮口開大,胎胞突出後自然破水したため緊急帝王切開術施行し,602g Apgar score 1分後1点,5分後3点の男児娩出となった.児は現在も当院新生児センターで管理中であるが大きな合併症なく経過している.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(2)
169-169, 2005
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