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第109回学術集会(平成17年6月12日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩6
当院における無痛分娩の状況報告


山本 祐華, 佐藤 雄一, 窪麻 由美, 佐藤 仁
産科婦人科舘出張佐藤病院産婦人科


 【緒言】出産におけるニーズが多様化してきている中,我々は安全で,出来る限り快適な分娩を行えるように心がけている.その中でも,無痛分娩に対する需要は高くなってきていると思われる.今回,当院で行った無痛分娩につき検討したので報告する.【対象と方法】平成15年10月から平成17年1月までに当院において無痛分娩を希望した患者77名を対象とした.方法は妊娠38週を過ぎ,頚管熟化を確認したところで入院,前処置としてプロスタグランジンE2製剤を内服し,翌朝硬膜外カテーテルを挿入したうえで,陣痛誘発とした.硬膜外カテーテルはL2/3より上向き4cmで留置し,0.2%ロピバカイン3ccずつ計4回で左右に効かせ,レベル確認を行った.有効陣痛がついたところで0.2%ロピバカイン25ml+フェンタニール100μg+生理食塩水23mlを持続注入した(8ml/h).分娩方法,アンケートによって得られた疼痛の程度(VAS),患者満足度(5点満点)につき,検討した.【結果】77名の内訳は,初産41名,経産36名で,入院時の平均週数38週4日であった.分娩方法は自然分娩40名(51.3%),吸引分娩32名(41.0%),帝王切開5名(6.4%)で,陣痛時VASは2.2±2.6,分娩時VASは2.1±2.6であった.満足度は4.3±0.75であった.【まとめ】無痛分娩施行により,帝王切開となる確率は高くなかったが,吸引分娩の確率は高かった.硬膜外麻酔による無痛分娩により,良好な疼痛緩和と高い満足度を得ることができた.今後より安全で,快適な分娩方法につき検討していきたい.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(2) 200-200, 2005


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