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第109回学術集会(平成17年6月12日(日))
【一般演題】
子宮外妊娠2 MTX療法後に腸閉塞を発症した子宮外妊娠の一例
武内 務, 峯 伸也, 桑島 豊彦, 鈴木 俊治
東京臨海病院産婦人科
子宮外妊娠は放置すれば腹腔内出血からショックに至る可能性があり迅速な診断,治療が必要な疾患である.現在経膣超音波断層法と血清hCG値測定等の検査により早期診断が可能となり,根治療法,保存療法等その治療法の選択肢も拡がっている.保存療法の中でMTX療法は非手術的療法としての利点があり多数の使用報告があるが,その治療適応基準は標準化されておらず経過不良例も散見される.今回われわれは,MTX療法から1ヶ月以上経過した後に骨盤内流産血腫に起因してイレウスを発症した症例を経験したので報告する.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(2)
221-221, 2005
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