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第110回学術集会(平成17年10月15日(土),16(日))
【一般演題】
子宮悪性腫瘍(1) 子宮内反を来した子宮体癌の一例と内反子宮の摘出経験に関する一例報告
白川 貴士1), 施 顯璋1), 伊東 和子2)
市立岡谷病院産婦人科1), 信州大学医学部産婦人科2)
子宮内反は多量の出血と強い疼痛を訴えるもので,多くの場合分娩第三期以降に発生するが,時に粘膜下筋腫などが原因となる婦人科的子宮内反も存在する.また,その処置についても成書では産科的内反を念頭に置いた各種還納方法の記載が主であり,還納不能時の具体的摘出方法についての記載は少ないようである.今回我々は無症状の内に自然内反を来した子宮体癌手術を経験し,各種還納方法が不成功のため内反状態のまま子宮全摘を行ったのでこれを報告する.症例:84歳2回経妊2回経産婦50歳閉経.平成17年2月23日血性帯下を愁訴に紹介初診.高血圧高脂血症,軽度の痴呆を伴い,全身状態は衰弱.同日採取の子宮内膜細胞診クラス5,胸部レントゲン上胸水貯留を伴う,腫瘍マーカーCA125は36.9 U/ml.MRI,胸水穿刺,心エコー等精査と平行して輸血など全身状態の改善に努めた.最終臨床診断子宮体癌1c期にて6月15日全身麻酔下に単純子宮全摘および両側附属器切除術を行った.開腹時子宮体部は反転して膣腔に脱出しており,膣壁から成る拘約輪が形成されていた.ジャクソン法,ハンチンソン法によって整復できないため内反したままこれを全摘した,摘出法については図示してこれを詳説する.術後経過は順調である.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(3)
325-325, 2005
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