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第111回学術集会(平成18年6月18日(日))
【一般演題】
妊娠・分娩4 非妊娠時BMIと出生児体重の検討
片桐 由起子, 青木 千津, 福田 雄介, 石原 優子, 中上 弘茂, 宗 晶子, 斉藤 一, 八尾 陽一郎, 前村 俊満, 田中 政信, 森田 峰人, 久保 春海
東邦大学医療センター大森病院
<目的>非妊娠時body mass index(BMI)および妊娠中体重増加と出生児体重との関係を検証する.<対象および方法>平成16年1月から平成17年8月までに当院で分娩となった1455症例を対象とした.非妊娠時BMIにより18.5未満,18.5〜25未満,25以上の3群に分け,さらに妊娠中の体重増加が7kg未満,7kg以上12kg未満,12kg以上で分け,出生児体重との相関を後方視的に検討した.また,胎盤重量との検討も行った.<結果>口演時に提示する.<考察>Small-for-gestational-age babies(SGA)やintrauterine growth restriction(IUGR)の原因は多岐にわたるが,明らかな原因を認めない特発性と評価される症例のなかに,母体のやせや体重増加不良に起因する症例が混在していないか評価することは重要であると考える.<結論>SGAやIUGRの原因精査に母体の非妊娠時BMIや妊娠中体重増加の評価も重要であることが改めて示唆された.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(2)
143-143, 2006
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