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第111回学術集会(平成18年6月18日(日))
【一般演題】
子宮体癌2 担癌状態で長期生存中の子宮体癌4期の一症例
久野 達也, 多田 和美, 稲葉 不知之, 山崎 龍王, 亀森 哲, 香坂 信明, 太田 順子, 深澤 一雄, 稲葉 憲之
獨協医科大学産婦人科
肺転移がある子宮体癌4b期症例で,骨転移脳転移発症したものの生存中の症例を経験したので報告する.症例は58歳3経妊3経産.平成10年人間ドックにて胸部X-P上多発肺腫瘍が指摘され,全身検索の結果子宮体癌による転移性肺腫瘍と診断された.術前化学療法を6コース施行後,平成11年手術を施行する.術後は化学療法計34コース施行した.平成16年再燃傾向みられたためPET施行,肺転移総腸骨リンパ節転移がみとめられた.その後も継続して化学療法は行っていた.平成17年夏より右下肢の浮腫出現,精査の結果骨転移と診断.右第5趾は転移により壊死しており切断.膝関節踵関節には放射線療法を施行,同時期の全身検索にて脳転移もみつかりガンマナイフを施行した.現在も化学療法を継続しているが転移部のコントロールは良好で,新たな転移は認められていない.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(2)
165-165, 2006
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