|
<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る
第111回学術集会(平成18年6月18日(日))
【一般演題】
悪性卵巣腫瘍3 抗癌剤感受性試験(酸素電極法)によるSalvage chemotherapyの選択
鈴木 永純1), 西井 寛1), 黒田 浩1), 拝野 貴之1), 石塚 康夫1), 大川 浩司1), 永井 晶子1), 安田 允1), 田中 忠夫2), 石川 博3)
東京慈恵会医科大学付属第三病院産婦人科1), 東京慈恵会医科大学産婦人科学教室産婦人科2), 東京慈恵会医科大学解剖学教室第二3)
【目的】酸素電極装置を用いた新規抗癌剤感受性試験とその臨床応用の可能性について検討した.【方法】すでに我々は新たに開発した酸素電極装置を用いた新規抗癌剤感受性試験が,in vitroの実験系において既存の抗癌剤感受性試験と同様の測定結果が得られることを報告している.我々は,初回化学療法をすでに施行終了しており,かつ白金製剤感受性のある上皮性卵巣悪性腫瘍を除いた,婦人科癌再発症例のうち6例について患者への十分な説明と同意のもと得られた癌組織検体を用い,酸素電極法による抗癌剤感受性試験を行うとともに,その結果を参考に化学療法を追加施行した.今回,酸素電極法による抗癌剤感受性試験の結果と化学療法の奏功性につき比較検討したのでその結果を報告する.【成績】PD2例,NC3例,PR0例,CR1例で奏功率は16.7%であった.【結論】今後も症例を増やし,さらに検討を加える必要があると考えられた.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(2)
177-177, 2006
|