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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))
【一般演題】
悪性腫瘍その他1 原発性外陰部神経内分泌細胞癌の一例
本田 能久, 東條 龍一郎, 古谷 正敬, 藤本 喜展, 笠井 健児, 齋藤 優, 持丸 文雄
平塚市民病院産婦人科
外陰部に発生する神経内分泌細胞癌は極めて稀な腫瘍で,本邦においては数例報告がみられるのみである.今回我々は外陰部神経内分泌細胞癌の一例を経験したので報告する.症例は77歳,5,6年前より外陰部腫瘤を蝕知していたが自壊したため平成18年2月21日来院した.初診時,外陰部に2センチ大の潰瘍を伴う腫瘤で生検を行った.低分化型扁平上皮癌が疑われ,広汎外陰全摘術+両側鼡径リンパ節郭清を行った.病理組織検査の結果,NSE,chromograninA,synaptophysinが陽性であったこと,両側鼡径リンパ節転移を認めたことより外陰部神経内分泌細胞癌IVa期と診断した.後療法としてBEP療法を選択し,6月28日の時点では再発徴候は認めていない.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3)
325-325, 2006
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