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第114回学術集会(平成19年10月14日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥(9)
妊娠経過中に増大傾向を示した足底悪性黒色腫の1例


田中 聡子, 坂本 尚徳, 山崎 龍王, 稲葉 不知之, 亀森 哲, 香坂 信明, 深澤 一雄, 渡辺 博, 稲葉 憲之
獨協医科大学産婦人科


 症例は26歳女性.24歳頃より左足底に黒色斑あり,徐々に増大傾向であった.妊娠25週1日,近医外科にて径7mmの隆起性の黒色結節を全摘生検施行した.病理組織検査にて結節型黒色腫(NM:nodular melanoma/tumor thickness 4mm/潰瘍あり)であったため,妊娠27週2日当院皮膚科紹介となった.T3a Nx Mx stage II a以上の診断で,妊娠29週1日足底皮膚拡大切除術施行.病理組織検査にて衛星病変は認めなかったが,早期の全身検索および追加の補助化学療法が必要であるとの判断から,妊娠29週4日で帝王切開により児は早期娩出された.出産後,全身検索を行い,NM stage II a(pT3a N0 M0)と診断し,左足底への右大腿部からの植皮術および左鼠径リンパ節郭清術を施行した.摘出リンパ節はすべて陰性であった.現在,術後の補助化学療法として,DAV-Feron療法を施行中である.妊娠中に増大傾向を示す黒色斑は悪性黒色腫を念頭におき,慎重な治療方針の検討が必要である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(3) 285-285, 2007


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