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第114回学術集会(平成19年10月14日(日))
【一般演題】
良性腫瘍 改良型軟性子宮鏡と硬性子宮鏡の画質の比較について
佐藤 杏月, 可世木 久幸, 松島 隆, 吉田 有里, 倉品 隆平, 坊 裕美, 西田 直子, 金 栄淳, 深見 武彦, 土居 大祐, 朝倉 啓文, 竹下 俊行
日本医科大学武蔵小杉病院産婦人科
【はじめに】硬性子宮鏡は軟性子宮鏡よりも画質が良いと言われてきた.しかし,近日軟性子宮鏡の改良されたものが開発された.今回われわれは改良された軟性子宮鏡を用いて従来の硬性子宮鏡との画質の比較を行った. 【対象】婦人科の良性の子宮内腔病変の疾患(子宮内膜増殖症,粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープ)の患者5症例とした. 【方法】倍率,距離などすべての条件を統一し,すべての患者において軟性子宮鏡と硬性子宮鏡の双方を使用し病変を観察した.子宮鏡の画像はすべてDVDレコーダーに記録し,術後に画像の比較を行った. 【結果】全例で硬性子宮鏡,軟性子宮鏡を使用し,病変を観察することが可能であり,術中,術後合併症を認めなかった.すべての症例において,軟性子宮鏡の画像は硬性子宮鏡より明らかに鮮明であった. 【結論】今までは,硬性子宮鏡のrod lensが軟性子宮鏡の電子スコープよりも画質が良いと言われていた.しかし最近の改良された軟性子宮鏡の電子スコープは硬性子宮鏡のrod lensよりも画質が高いという結論を得た. 日産婦関東連会報 第44巻3号 2007.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(3)
339-339, 2007
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