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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥III
産科領域における自己血輸血施行例の検討


岡山 潤, 深瀬 正人, 金井 督之, 内藤 成美, 辻井 篤, 門 智史
沼津市立病院産婦人科


 産科領域における輸血の必要性を考慮すると自己血輸血法の確立は不可欠であると考えられる.しかし,輸血を必要とする症例は多いにも関わらず妊娠中の貯血プロトコルが確立されていないのが現状である.今回,2004年4月〜2007年11月までの間に自己血採血を施行した産科症例36例について施行方法と問題点について検討した.症例の内訳は帝王切開28例(前置胎盤10例,低置胎盤5例,既往帝王切開6例,子宮筋腫合併妊娠4例を含む),経腟分娩7例(子宮筋腫合併妊娠3例,低置胎盤2例,RH不適合妊娠1例,VBAC1例),帝王切開後瘢痕部妊娠の子宮内掻爬術1例である.【結果】最近2年間で21症例(75%)貯血している.貯血量が200ml〜2400mlと幅がある.破棄率が1/3強である(33.7%).VVR(血管迷走神経反射)と細菌感染の症例はなし.返血時血液凝固が全国平均の9倍高い(4.6%).【問題点】産科適応症例と貯血量の検討.症例が多いにも関わらず妊娠中の貯血プロトコルが確立されてないこと.切迫早産など薬剤投与中患者の貯血法.貯血時の胎児状態把握の必要性.貧血の改善法が考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 143-143, 2008


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