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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
悪性腫瘍・その他
子宮内膜および右卵巣に認められたdiffuse large B-cell lymphomaの一例


一瀬 俊一郎1), 藤村 正樹1), 江良 澄子1), 市川 美和1), 伊東 宗毅1), 林 直樹1), 関 博之1), 豊住 康夫2), 田丸 淳一2), 糸山 進次2)
埼玉医科大学総合医療センター産婦人科1), 埼玉医科大学総合医療センター病理2)


 <緒言>女性性器に認められるdiffuse large B-cell lymphomaは極めてまれである.今回我々は,不正性器出血が発見の契機になった子宮内膜および右卵巣に認められたdiffuse large B-cell lymphomaの一例を経験したので報告する.<症例>35歳,2回経妊2回経産2007年5月に前医にて帝王切開術を施行.その後は著変なく経過していたが,9月に性器出血が出現.前医受診し子宮内の液体貯留に対し頸管拡張術を施行.その後も同様の出血を認め,その度に頸管拡張術を施行されていた.2008年1月になり,再び性器出血を認めたため前医を受診.この際,頸管より膣内に突出する充実性腫瘤を認め,牽引したところ大量の出血を来し,当科へ緊急搬送となった.MRIにて,子宮腫瘍および右後腹膜血腫の診断のもと,緊急開腹術を施行した.開腹時には腫大した子宮と下手拳大の右卵巣充実性腫瘍を認めた.子宮全摘術および右付属器摘除術を施行.肉眼的には,子宮内腔後壁より発生した鶏卵大の充実性腫瘍を認め,病理診断は,子宮腫瘍,卵巣腫瘍ともdiffuse large B-cell lymphomaであった.血液内科に転科後,右乳腺腫瘤が判明し,同部にも同一の組織像を確認している.<まとめ>本症例は,婦人科領域においては極めて稀なdiffuse large B-cell lymphomaの症例と考えられ,原発臓器の推定についての考察を含め報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 156-156, 2008


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