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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
治療合併症(婦人科)
麻酔導入中にアナフィラキシーショックを起こした73歳の子宮体癌の一症例


浅沼 亜紀, 村瀬 隆之, 高田 眞一, 山本 樹生
日本大学医学部産婦人科


 アナフィラキシーショックは,発症すれば紅斑,蕁麻疹などの皮膚症状を始めとし,血圧低下,呼吸困難などの致死的な症状を引き起こす.われわれが経験したアナフィラキシーショック例は麻酔導入時に発症した.その経緯と対策について報告する.症例は73歳,女性.既往歴として,気管支喘息,狭心症がある.7年前に,大腿骨頭壊死のため,他院で全身麻酔下で人工骨頭置換術を受けた.今回は子宮体癌の診断で,準広汎子宮全摘術を予定していた.手術室入室後,硬膜外カテーテル挿入,気管内挿管し,正気,セボフルレンてを開始した.その後側管から抗菌薬セフメタゾール(セフメタゾン)点滴開始し,主管からヒドロキシエチルデンプン(サリンヘス)点滴を始め,同時に術野のイソジン消毒を開始した.急激な血圧低下と酸素飽和度の低下を認め,両上肢に発赤も出現した.喘息発作を考え,エフェドリン4〜8mgを5回反復投与するも血圧の改善みられず,アナフィラキシーショックを疑い,エピネフリン25μg,メチルプレドニゾロン250mgを静脈投与して,血圧改善を得た.手術を中止とし,救命センターにて人工呼吸管理の後,2日後に抜管した.アレルギー専門医の指導のもと5週後に抗原が疑われた薬剤,器材,さらに使用予定薬剤のプリックテストを行った.7週後,副腎皮質ステロイドと抗アレルギー薬(ヒスタミンH1拮抗薬)の予防的投与,並びにアナフィラキシーショックの原因として疑わしい薬剤と器材の使用回避にて無事手術を施行終了し得た.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 173-173, 2008


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